相談時の概要
家の隣で工事中であった人のいない建築現場に,お酒を飲み,酔っぱらって火のついた物を投げ入れたために,逮捕勾留された事案。被疑者のご両親様からの御相談で,警察に接見に行くことになった。 結果
被害者の方に自身のやったことを謝罪して,必要があれば示談活動をしたいが,どうすればよいでしょうか。 弁護士からのアドバイス
内容からすれば,放火罪として捜査される可能性もあった事案であるが,被害状況やその他の状況から器物損壊での捜査で進み,建築現場を監督する会社に弁護士から謝罪を行うことで,被害届を取り下げてもらったことで刑事処分されずに終了して,釈放されることになりました。
被害者の方のお考え次第ですが,被害金額が極めて少額である場合や実質的な被害を受けていない場合には,誠実に謝罪をすることで許していただけるケースもあります。
決して多くはないことですが,自白(容疑を認める)事件の場合には,自身のやったことを真摯に謝罪し反省する姿勢が大切だと思います。