事案の概要
通勤途中において、盗撮をしてしまった事案。 数年に渡り盗撮を繰り返していたため、膨大な量の盗撮データが含まれる多数の記録媒体等を押収された。警察での1回目の取調べの後に、当事務所に相談に来られ、弁護活動を希望された。 相談内容
数年に渡る膨大な量の盗撮データがあることが既に判明している。刑事処罰を避けられないでしょうか? 弁護士からのアドバイス
捜査機関を通じて被害者への謝罪や示談交渉についての申し出を行い、被害者と示談交渉を行い、示談を成立させることができました。
反省を示す反省文の作成、家族のサポートを示す陳述書の作成、弁護士による意見書の提出等の活動を通じて、最終的に不起訴の処分を獲得しました。
現在は、盗撮行為については特別法で撮影罪としてより厳しい刑罰が科されることとなります。本事案は、改正法施行前の事案となりますが、潜在的に多くの被害者がいる事案でした。ご本人が家族のサポートのもとで継続的に心療内科に通院して治療に取り組むことを選択されたことや、情状弁護活動に取り組んだことにより、刑事処罰を回避することができました。