具体的な相談
風俗で本番をした
本番トラブルとは
- 禁止されているのに本番行為をしてしまった
- 同意の上で本番行為をしたのに、後に風俗店から罰金を請求された
- 同意があると思っていたのに、後に強制性交等罪で告訴すると言われた
- 風俗店から、家族や職場にバラすと脅された
等、風俗店をめぐる本番トラブルは数多く存在します。
日本では、売春防止法という法律上、風俗店が金銭を受け取って風俗嬢等のキャストに客と性行為(本番行為)をさせることは禁止されています。ですので、風俗店でも規則上本番行為は禁止されているはずです。そのため、実際に本番行為に及んでしまうと様々なトラブルが生じてしまうのです。
本番行為について同意があったのですが…
同意があったにも関わらず、お店やキャストから「規則違反だ」「刑事告訴する」等と言われてしまうケースは多々あります。このような場合、初めから示談金や損害賠償金を支払わせる目的で、お店とキャストがグルになっている可能性も十分に考えられます。
本当に同意があったのであれば、毅然とした態度で挑むべきです。しかし、「本番行為禁止」との規則をおいている以上、お店側も「規則違反の行為に同意するわけがない」と強い態度で挑んでくるはずです。このようなお店との交渉は、ご本人では難しいはずです。
ご本人での対応が困難な場合、弁護士にご相談いただければ、お店側と交渉を行い、不当な要求を排除することも可能です。
逮捕されたり、刑事事件になったりするのでしょうか…
本番行為について同意がなかった場合、同意があったとしても既に警察が捜査を始めていた場合、強制性交等罪によって逮捕・起訴される可能性は十分に考えられます。
起訴されてしまえば、無期又は6年以上の懲役刑が科されるおそれがあります。
そういったリスクを避けるためにも、早期に弁護士にご相談されることをお勧めします。弁護士にご相談いただければ、お店側やキャストと示談交渉を行い、警察に相談されることを防いだり、既に警察が捜査を開始していた場合でも不起訴を目指した活動を行うことが可能になります。
既に示談書は作成しているのですが…
示談書は誰と締結したものでしょうか、また、示談書の文言はどういったものでしょうか。
示談書の中に「刑事告訴しない」「これ以上金銭を要求しない」といった文言が含まれていれば、警察沙汰になるリスクや金銭問題が更に発生するリスクはかなり低いと言えます。
しかし、そういった文言がない場合や、示談の相手方にお店自体が含まれていない場合、更なる損害賠償金を請求されたり、刑事告訴をされる危険性も十分に考えられます。
また、支払う示談金が法外な額である可能性もあるのです。
既に示談書を作成した場合であっても、その内容に不備がないか、法的に問題のない内容であるか、一度弁護士にご相談していただくことをお勧めします。