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痴漢で無罪を立証するのは難しい?

身に覚えがないのに,突然犯罪者にされてしまう。あってはならないことですが,「えん罪」は後を絶ちません。痴漢の場合も同じです。触っていないのに「触った」と言われ,あっという間に警察に連れて行かれてしまいます。
映画や,テレビのドキュメンタリー等でも,痴漢えん罪事件は多く取り上げられています。それだけ痴漢えん罪が多く,社会の注目度も高いということです。では,なぜ痴漢えん罪事件は多く生まれてしまうのでしょうか。ここでは,痴漢で無実を証明することが難しいとされる原因を,具体的に解説していきます。

1.なぜ痴漢えん罪は生まれるのか

(1)被害者の証言が強い証拠になる

痴漢の犯人が捕まるきっかけは,大きく2つです。
1つは,痴漢現場を目撃した第三者が,犯人を取り押さえる場合です。この場合,現に触っている状況を目視し,犯人を捕まえるのですから,「勘違い」で無実の人が連れて行かれる可能性はかなり低いでしょう。

もう1つは,被害に遭った人物が「この人痴漢です!」と声を上げる場合です。このケースが,痴漢が多く生まれる原因です。満員電車で痴漢に遭ったとして,被害者は直接触っている状況を目視し,自分を触っている人物の腕を,間違いなく掴むことはできるでしょうか。必ずしもそうとは限らないでしょう。触られたと思っても,実は鞄が当たっただけだったり,「この腕!」と思って掴んでも,犯人とは別人の腕を掴んでいたり…間違いが生じる可能性は,少なからず存在するのです。

しかし,痴漢事件では,被害者の証言は重視されがちです。他に証拠がないうえ,実際に被害に遭った人が「この人が犯人」とはっきり証言してしまえば,被害者が怪しいと思われない限り,証言は信憑性が高いと判断されてしまうのです。

(2)目撃者がいない

先ほどもお話ししたように,痴漢事件では証拠を見つけることが困難です。無実を証明するために一番大きいのは,「犯人はあなたじゃない」と証言してくれる目撃者の存在です。痴漢発生時に,「両腕でつり革に捕まっていた」ことを証言してくれる人がいれば,疑いは晴れるかもしれません。

しかし,目撃者はそう簡単には見つかりません。仮に目撃者がいたとしても,痴漢事件では,犯人扱いされれば,多くの人に取り押さえられ,すぐに駅長室に連れて行かれ,あっという間に警察の留置場です。目撃者を探す余裕はないでしょう。不特定多数の人が利用する電車での出来事ですから,一度その場を離れてしまった目撃者を再度見つけ出すことは,至難の業です。
目撃者を見つけられない以上,やはり被害者の証言が重要視されてしまうのです。

(3)疑われる行動を取ってしまう

「この人痴漢です!」そう叫ばれたとき,あなたならどうしますか?
「違う,やっていない」と身の潔白を訴えるでしょう。しかし,その言葉は信じてもらえるでしょうか?「犯人がとぼけている」と思われる可能性が高いでしょう。周囲の人に注目され,取り押さえられ,騒ぎをおこしてしまった…申し訳なくなり,ついつい「(騒ぎにしてしまって)ごめんなさい」と謝ってしまうかもしれません。
また,痴漢を疑われた際に,「もしかして当たったかも…」と思って咄嗟に「すみません」と謝ってしまう場合もあります。
やってもいないのにまさか,と思われるでしょうが,実際に痴漢に間違われた人が謝罪をしてしまうケースは,少なくないのです。

また,痴漢に間違われたら無実の証明は難しい,との考えがあることから,その場から逃げ出そうとするケースも多いです。
しかし,多くの人が行き来する駅から逃げ出すのはほぼ不可能ですし,運よく逃げられたとしても,防犯カメラ等から特定され,結局逮捕されてしまう,と場合がほとんどです。

「やってないのに謝るわけがない」「やましいことがないのなら逃げるわけがない」
一般的にはこのように考えられるでしょう。謝ったり,逃げたりするのは,その人が犯人だから,そう思われるのが一般的です。一度犯人と疑われる行動を取ってしまえば,その後いくら無実を主張したとしても,「じゃぁなぜあの時逃げた」と疑われてしまうのです。

取調べ等でこのように何度も問い詰められ,毎日のように何時間も「認めろ」「認めれば楽になる」と言われ続けると,「やったといった方が本当に楽なのかも…」と思い始めるものです。ついつい,やってもいないのに「私がやりました」と認めてしまうと,その後「やったと言ったのは嘘だ」と訴えても,信じてもらうのは難しいでしょう。

2.無実を主張するために

では,痴漢に間違われた時,どうすれば良いのでしょうか。無実を訴えるためには,最初が肝心です。

(1)「やっていない」を貫き通す

絶対に,逃げたり,謝罪したり,犯人だと疑われるような行動を取ってはいけません。どんなに周囲が騒いでも,「やっていない」「人違いだ」と正々堂々をした態度を崩さないでください。

また,警察に連れて行かれてからも,決して痴漢行為を認めるような供述はしてはいけません。「認めてしまえば楽になる」と思っても,一度認めてしまえば人生を棒に振るかもしれません。勾留された中で取調べが続き,精神的に辛くなっても,絶対に,「私がやった」と言ってはいけないのです。

(2)目撃者を探す

目撃者がいてくれれば,疑いを晴らしやすいでしょう。痴漢をしたと疑われた時は,すぐに自分の周りに目撃者がいないか,確認しましょう。騒然とする現場で目撃者を見つけることは難しいかもしれませんが,重要な証拠を失ってしまう前に,できる限りの行動を取るようにしてください。

(3)弁護士を呼ぶ

痴漢を疑われた時,間違った行動を取ってはいけないと思っても,パニック状態では何が適切か,判断できないかもしれません。また,何気なく言った言葉が,自分の首を絞めることになる場合もあるのです。
的確なアドバイスを迅速に得るためにも,すぐに弁護士を呼びましょう。「当番弁護士を呼んでほしい」と言えば,必ず弁護士は呼んでもらえます。知り合いに弁護士がいなくても,すぐに弁護士からのアドバイスを受けることは可能です。

また,弁護士は,逮捕された後も法的・精神的にサポートを続けることができます。取調べ対応のアドバイスや,無実の証拠を探すこと,身体拘束からの解放に向けた活動等も,弁護士であればサポートできます。

痴漢の無実を証明することは難しいかもしれませんが,不可能ではありません。
大切なのは,最初の対応を間違えないことと,否認を続ける覚悟を持つことです。

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